December 04, 2004
約束の場所
2004.12.4sat am10:00 シネ・リーブル神戸 にて新海 誠 監督作品、「雲のむこう、約束の場所」を観てきました。
（新海監督のホームページ：「Other voices-遠い声-」）
９時からの整理券引き換えに間に合うように、８時50分頃に入り口に行った所、私の前には３、４人程が待っているだけでした。
監督二人の初日舞台挨拶が有るので相当並んでいると思っていたのですが…。
９時に整理券の引き換えが始まり、建物の中に入ってみると、既に６０人程並んでいました（残念な様なホッとしたような…すみません、「まさか、神戸では人気無いんちゃうん？」と一瞬でも思った浅はかな私を許して下さい）。
私が前売り券（1500円）と引き換えに受け取った整理券は、9:12発券の「62」でした。
上映時には、おそらく200名程になったと思われるので、ちょっと早めに来て得した気分でした。（JR元町駅前の“元町パフィー”で「ビッグイシュー日本版」も買えたし。次号19号12/15発売にはディック・ブルーナのインタビュー…楽しみです。）
9時45分の入場まで時間が空いたので、近所で準備中の「ルミナリエ」を見たり、「雲のむこう、約束の場所」のパンフレット（500円）を買ったりして、時間を潰しました。（この時、パンフレットを買っていて良かった…と後から思いました。）
作品の内容はきっとどこかの誰かが書くはずなので、内容には触れません。
あいかわらず、景色が、雲が、空がきれいだな…と思いました。
美術の先生だったか、TVの美術系の番組だったかで「日本人の描く空には物語がない」と言っていた事を思い出しました。「西洋絵画では、晴れた青空を描いても必ず遠景に雷雲を描き絵に物語性や映り行く時間を持たせている」のだとか。
その点、「雲のむこう…」の背景美術はこれまで以上に美しく、作品世界を包み込む、物語性に富むものに感じました。
上映後に、原作・脚本・監督の新海 誠さん、キャラクターデザイン 総作画監督の田澤 潮さんの舞台挨拶が有り、新海監督の、今となっては楽しかった修羅場での仔猫の世話、に対して、田澤監督の（まるでこの作品の主人公のような）孤独な作業など、製作時のエピソードが聞けて良かったです。
舞台挨拶前に、司会の方が「あまり時間がない」と言っていたので、少し残念に思っていましたが、新海監督からなんと「サイン会」を行うとのお話がっ！
バッチーンと「ミーちゃんハーちゃんモード」のスイッチが入ってしまい、整理券の番号順に並んでいる間もドキドキして、何を言おうかずっと何回もシミュレーションして待っていたのですが、いざ自分の番になると殆ど喋れず…。
結局聞けたのは、
私「この作品ってデジタルですよね。右上のパンチは…」
新海監督「フィルム上映館だからですよ。デジタルだったら…」
が、やっとでした。
最近、映画はDVDばかりで、久し振りに映画館で映画を見たので、右上のパンチがちょっと懐かしく、てっきり新海監督の演出かと思ったのですが（でなければやっぱり目障りかも）…あーあ、もっと他に、良かったです次の作品も期待してます、とか言えば良かった…。
一応、握手も出来たのですが、私の様な野郎と握手して頂くのも気が引けるのと、以前、TVでアイドルが「握手会の後は手が腫れる」とか言っていたので、監督お二人の様な絵描きさんがそうなっては大変なので、ハイタッチにさせて頂きました（当然そっとですけど）。よく考えたら、200名位にサインしているので、腱鞘炎の方が心配ですね…。
監督お二人に、ヘンな奴だと思われたでしょうが、完全に舞い上がってました。本当にすみません…ありがとうございました。
と言う事で、上映前に買っておいて良かったパンフレット（上映後に買った方はサインの順番を最後に廻されたみたいなので）に、私が頂いた監督２名のサインです。
（名前にハンドルを書いてもらうヤツも珍しいかも…）
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