April 15, 2007
『あほでも受かる？？？初級シスアド講座』
番組の第１回で、平成１３年頃が一番合格率が高かったと有りましたので、手元に有る「初級システムアドミニストレータ試験」証書の日付を見ると「平成１３年１１月２２日」で丁度簡単な時代に受けたものでした。
もう一つ「基本情報技術者試験」の証書の日付は「平成１４年５月２８日」でした。
この平成１４年春の試験に合格出来た最大の理由は、「Java」が言語として初めて試験に導入された事でした。
他の言語がプログラムの内容やアルゴリズムなど、かなり高度で難しい内容にも関わらず、この時初めて導入されたJavaの問題は他の言語に比べて簡単な文法を問う設問が有り、Javaの入門書を一通り読んでコードを打ち込んだ事が有れば、余り難しい問題は無かった様に思います。
どちらの試験も通ったからと言って、何かの役に立った事は有りませんが、番組で秀太郎さんが言っていた通り、履歴書に書けるものが普通免許と自動二輪（中型）程度だったので、履歴書のにぎやかしには使えました。
番組の第２回から試験問題をツっ込んで行く形で進むので、BJさんの「ふわぁ〜っと」感にハラハラしながら、Dr.Kさんにパワハラ？（IT系は何ハラ？テクハラ？）している所がちょっと引っ掛かったりながらも楽しく聞けました。
それにしても秀太郎さんのカンの良さは素晴らしいです。
「問１ フラッシュメモリの特徴…」
フラッシュメモリの特徴は書き換え可能で、特に電源を切ってもメモリの内容が消えないのが最大の特徴ですね。
確かフリップフロップ回路とかSRAMとかもキーワードだった様な。
RAM（ランダム・アクセス・メモリ）やROM（リード・オンリー・メモリ）を押さえておくのも重要かも。
「問２ CPUの１次キャッシュメモリ…」
一瞬速度？と思ったりしますが、秀太郎さんのカンの良さが光りましたね。
BJさんの２次キャッシュをMacにって２次キャッシュでしたっけ？FPUだった様な気も。確かにCPUを載せ換えられるCPUカードで2ndキャッシュを増設出来る物も有りましたが…。
BJさんの、コンピュータのムリクリ感も解らなくは無いですが、これって日常に置き換えると、自分がCPUとして１次キャッシュが脳で短期記憶、２次キャッシュが手元のメモ帳、３次キャッシュやメインメモリが机など作業場で、主記憶のハードディスクが部屋の本棚や図書館の蔵書と考えると、記憶力が異常に良かったりメモ帳が巨大だったり、巨大な机が有れば良いじゃんて感じで、これもムリがある様な…。
結局はCPUと全く同じ速度で動作する巨大な記憶領域が安価で存在すればキャッシュなんて仕組みは要らないはず…。でも実際は記憶容量が大きなデバイス程アクセスの速度が遅くなるので、動作のロスをちょっとでも節約するための工夫がキャッシュだと思うのですが。
「問３ 記録面が２面の磁気ディスク装置において…」
レコードも良いですが、バームクーヘンの喩えの方が解り易いかも。
記憶する順番は昔のレコードの様に外周から内周へ向けてトラック番号が有るイメージが解り易いです。一番外がトラック番号「0」番、順に内へ向かって「１…1499」番ですね。
外周は１週の長さが長いので300のセクタがあり、内周は短くなるので250セクタ。
コンピュータの世界では「ゼロ」も順番を数える時に記号として使われる事が多いので、この辺りを押さえるのも重要ですね。（プログラム言語の配列の添字は、多くは[0]始まりですが、たまに[1]からだったりするみたいで、注意が必要です。１から始まる方が人間には解り易いですが…。）
「問４ 磁気テープの特徴…」
もっとも役に立たない問題…との事でしたが、会社のマシン室にDATタイプのDDSとかAITとかLTOとかＯＡで使用していたオープンリールもまだ使われていたりして…。
ＨＤＤでバックアップを取るならRAIDのゴツいのでないと恐いかも。RAID装置も電源が二重化されて安全…と言われてもやっぱりバックアップ中の消費電力の小さなテープ装置はエコで魅力が有るかも。
磁気テープの問題の酷さを力説されてましたが、サーバ内のHDDのデータのバックアプを複数取れる装置として、磁気テープ以外の選択肢が見付からないのが現状の様な気がします。
「問５ USBハブの説明として…」
BJさんは「選択肢の両端を捨てる」ワザを披露されていましたが、私は「一番長い説明の選択肢がアヤシイ」を押したいです。
USBの説明で、す〜講師のプラグ・アンド・プレイはちょっと違うかも、USBはホットプラグで電源を入れている状態でも抜き差し出来る、の方が良いかも。（PCカードも同様で、規格上ホットプラグ対応と言うだけで、実際にはドライバを入れて再起動してからでないと挿しても動かないとか色々面倒な事が多いです…。）
USBを実際使う時に難しいのは、500mAの制限や、パソコン本体からUSBを通して電力を貰うバスパワーと、USB機器（USBハブ含む）自身が電源を持っているセルフパワーと言う２つの用語が解り難いです。（Plug and Playで上手く行かない時はPlug and Prayですね。）
個人的にはIDE等の「マスター／スレーブ」と言う用語に抵抗が有り、「スレーブ＝クンタ・キンテ」で逃亡時に全速で走れない様に足の指を斧で切り落とすイメージが有ります。
全然関係無いですが、「くりらじ」でリスナーからのメールを読まれる際に、読みの解らない漢字を「ふわぁ〜っと」スルーされる時が有りますが、WindowsでIMEなら確かスペースバーの右隣の普段はまず使わないキーを押すと、文字入力カーソルの右側の文字が再変換されます。
Macでことえりなら、日本語キーボードのスペースバーの右隣の「カナ かな」キーを２回押すと、同様に文字入力カーソル（Ｉビームカーソル）の右またはカーソル上の文字の変換候補が表示されます。
但し、どちらも日本語変換辞書からの再変換なので、固有名詞などは信用できない可能性が有るので注意が必要ですが。
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