December 23, 2008

MacBook インプレッション:4

MacBook Al Unibody logo
【マルチタッチトラックパッド】
雑誌等でガラス製と書かれていますが、見た目はパームレスト部のアルミとたいして変わらず、私にはどのあたりがガラス製なのかイマイチ分かりませんでした。
実際に触った感じは、ツルツルな上にサラサラしていて触っていて気持が良いです。指先に汗をかいてもサラサラなのでいつまでも触っていたくなります。
また、パームレストを指先で触るとカサカサと摩擦音がしますが、マルチタッチトラックパッドは殆ど摩擦音がしません。耳障りな音がしないのも気持ち良さに貢献しているかも知れません。
普通のガラスや樹脂等ではツルツルしてはいても指先が吸い付く様な感じがするので、MacBookのトラックパッドの表面処理は独特でほんとうに触り心地が良いです。

マルチタッチトラックパッドはその大きさや触り心地もインパクトが有りますが、一番感心したのはキー入力の際でした。
日本語配列のキーボードはキーが1列左にオフセットしているので、MacBookの様に中央にトラックパッドが有るとキーボードからの文字入力の際、通常サイズのトラックパッドでも右手親指の付け根がトラックパッドに乗った状態になりますが、MacBookのトラックパッドでは右手親指の付け根がトラックパッド当たっている状態でもマウスカーソルが反応してしまう様な事はありませんでした。
不思議なくらい反応しないので、意地悪く親指の付け根を少しだけそっと付けたり、指先で操作中にすぐに付け根に変えて触ったりしてもトラックパッドをだます事ができず、指先にのみ反応する様プログラムされているみたいです。

ここまでトラックパッドが良く出来ているとは思わ無かったので、これならいつパームレスト全体がトラックパッドになっても大丈夫のような気がします…と言うか今ではもっと大きい方が良いと思う程になりました。
(試しに職場のノートPCで同じ事を試しましたが、親指の付け根でもカーソルが動いてしまいました。)


トラックパッドの反応する範囲を試した所、マルチタッチトラックパッドの外周から5mmの範囲では反応が低く設定され、外周から1cm内側で通常の反応をする様に設定されている様です。マルチタッチトラックパッドは場所によって反応の度合いを変え、誤認識を減らす工夫をしている(単に見かけの大きさより反応する範囲が一回り小さくなっているだけな)のかも知れません。

トラックパッド全体がクリックボタンになっていて、特に手前側を押し下げるとクリックし易くなっていますが、クリック感がしっかり有りクリック音もそこそこ有りストロークが重い感じなので、今一つ私には馴染まなかったため、タップやドラッグが出来る様にシステム環境設定でトラックパッドを設定しました。

2本指スクロール、2本指タップ(右クリックに相当)、4本指左右スワイプのアプリ切り替えはすぐに慣れ(4本指上下スワイプのエクスポゼはあまり使っていません)、マウス以上にスピーディでダイレクトな操作感で、マルチタッチトラックパッド最高!です。
iMacからMacBookに変えてもワイヤレスのマイティマウスは使うだろうと思っていましたが、実際にマルチタッチトラックパッドを使うとマウスに持ち替えるのが面倒になってしまいました。今ではデスクトップマシン用にマルチタッチトラックパッドが別売されないかと思っている位その使い易さに驚かされています。

3本指スワイプはSafariやFinderでは「前のページ(戻る)」「次のページ(進む)」として使えます。
また、Mailでは3本指スワイプでメールボックスでメッセージ(メール)を次々に選択・表示でき、2本指スクロールでメールを読めるので便利です。3ペインの右上に表示されたメッセージが上下に並ぶので、3本指で上下スワイプして直感的に操作できます。FinderやSafariの様に左(前のメッセージ)右(次のメッセージ)スワイプでも操作できました。


・キーボード
ユニボディの上面にくり抜かれた部分からキートップが生えている感じのキーボードですが、1年程前にiMac G5用にアルミの薄型キーボードを購入し使っていたので、キータッチも変わらずまったく違和感はありませんでした。
(職場のノートPCでキー入力できないトラブルの代表が、キーボードの隙間に入ったホッチキスの針だったりするので、その可能性が低いMacBookのキーボードはSony以外の他社もマネして欲しいです。また、スカート付きのキートップの場合キートップの角に何かを引っ掛けた場合、無理をするとパンタグラフ部品の爪を折ってしまいキーボード交換になるので、その可能性が低いのも利点だと思います。)

MacBookはキートップが黒で光沢の無いマットなため汚れが目立たなくて一見良さそうですが、実際には指の脂が付き易くテカテカになってしまうのが残念な所です。

ユニボディ直結なのか、キーボードを押し込んだ際も弱い感じは無く、わざとキーを強めに押し込んでみましたが変に沈み込む事はありませんでした。(下手をするとデスクトップ用の外付けキーボードより良かったり…。)
今回購入した一番安いMacBookにはキーボードにバックライトは付いていませんが、基本暗い場所で使う事も無いので、価格を考えれば十分満足です。

Macでは「delete」キーがWindowsの「Back Spase」キーに相当し、MacBookではフルキーボードのデリートキーに相当するキーが無くて不便だと思っていましたが、試しに「fn」+「delete」を押した所カーソルの右側の文字を削除できる事が分かりました。

Tips:「テキストエディット」ではEmacs風の「control」キーと組み合わせたショートカットが使用できます。
http://macwiki.sourceforge.jp/wiki/index.php/TextEdit


・ディスプレイ
今回のMacBookにはチップセットに「NVIDIA GeForce 9400M G」が採用され、VRAMはメインメモリから「256MB」拝借する形になり、次期Mac OS XのSnowLeopardへの布石が感じられます。
MacBookの解像度「1280 x 800」はiMac G5 20"の「1680 x 1050」からすると結構なサイズダウンですが、縦横比は「1.6:1」のままで変わらないため、意外と問題なく使えています。
個人的には黄金比(1.618…)に近いこの「1.6:1」の比率は気に入っています。気のせいかもしれませんが、黄金比に近い事で安定感が有り見渡し易い気がします。

液晶ディスプレイはバックライトがLEDになりムラが無く明るくて、室内では最大輝度では眩しい程です。
LEDバックライトは明るさが安定するまでの時間も短く、スリープからの復帰後もすぐに安定します。

唯一MacBookの液晶の欠点はやはり視野角です。(価格を考えると妥当な液晶だとは思いますが…。)
左右から覗いた場合は遠くの部分が光量不足で暗くなる程度ですが、上下の変化は明るさに加えて色味まで変わってしまい、上から覗くと白トビし、下から覗くとグレイが黄色みがかりさらに光量不足で暗くなります。
また、白い背景に黒文字の場合、上からだと細く薄く見え、下からだと太く濃く見えます。
Safariでウインドウをスクロールする場合もスクロールさせる速度が速いと白い背景の場合、表示のブレが大きく感じられ、スクロール中に文字を読むのは難しいです。
ただし、Mailだけは読み易く感じました。フォントをOsaka等幅 14ポイントに設定しているせいかも知れませんが、他のアプリに比べて読み易く感じました。

ディスプレイ表面はツルピカのガラスに覆われ、暗い画像を表示すると映り込みがやはり気になりますが、明るい画面では殆ど気になりません。(デジカメ画像がきれいに見えるので嬉しい反面、ウデが上がった様に感じるのは勘違いかも…。)

ディスプレイのフチを取り囲む様に1mm幅程度の黒いゴムが張り巡らされていて、これが液晶パネルを閉じた時のクッションおよびキートップとの隙間を作り出している様です。
丸いゴムパッドがいくつか並んだ形ではない事と、液晶パネルの周囲が黒く縁取りされているため、よく見ないと黒いゴムの存在に気付かない程にうまく溶け込む様にデザインされています。
(大抵のノートは丸や細長いゴムパッドが、液晶パネルやキーボードの横に付いていますが、底面のゴム足同様に結構取れ易くて時々液晶を止めるネジがむき出しになっている事が有り、そういうのを見ると悲しくなります。)


・ファン
MacBookの外観からはファンの吸・排気口が見えなかったのですが、ファンの音がする所を覗きこんで見ると液晶パネルのヒンジ部分で隠れている本体(ユニボディ)側にスリットが有り、そこから吸・排気している様です。液晶パネルの下部の黒いヒンジと本体との間に手をかざすと、ほんのり温かく感じました。
Webを見たり文字入力する程度では殆どファンがまわらない様ですが、ファンが動く重めの処理をしてもファンの動作音は気にならない低い音でした。
(よく考えたらHDDも内蔵しているはずですが、ファンと同様に音が気になる事が殆どないのが不思議です、普通はカリカリアクセス音がするはずなのに…。静音ファンと静音HDDなのか、これもユニボディの効果なのか…。)

ユニボディの本体も大して熱は持ちませんが、それ以上に液晶パネルの裏側(アップルマーク側)は本体側からの熱の影響が無いのかLEDバックライトのためか、触るとひんやりアルミの冷たさそのままでした。
(職場のノートやモバイルは液晶パネルも温い事があるので、バックライトやインバータなどが結構熱を持つのかも知れません。)

一応これでインプレッションは終わり…かな。後はどんどん使ってまだまだ隠されている所や気付いてない所を見つけるのが楽しみ。
Macは1993年9月に買ったMacintosh IIvxから(PM7500/120, iMac sage)iMac G5までずっとデスクトップばかりメインで使っていましたが、MacBookユニボディは本当に楽しみなマシンです。
Posted by 3k1 at 08:45 P | from category: Mac | TrackBacks
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