April 06, 2006

『海軍新兵訓練基地』へようこそ！

iMac G5 logo
今日はこの話題を書かないと眠れませんね。
“Welcome to Boot Camp!”

Apple30周年記念の第１弾が「Boot Camp」（ダウンロードページ）だったとは。
（発表が綿抜きじゃなくて四月一日だったら誰も信じなかったハズ。）

ASCII24の記事「【Boot Camp】OS XとWindows XPのデュアルブートが可能なIntel Macの作り方」では、かなり早い段階で日本語で読めるインストール方法と、キャプチャが載っていて凄いと思いましたが、「Public Beta」のハズなのに、すでにBoot Campに日本語リソースが含まれている所にもっと驚いた。

Google Newsで「Boot Camp」を検索すると今の所30件程記事が見つかりました。

「スティーブ・ジョブズ」はBoot Campの公開に際しても「魔法の鏡」に問い掛けたのだろうか…「Stay Hungry. Stay Foolish.」と。


次期Mac OS のLeopard(レパード)には「Boot Camp」の製品版？が付くらしいが、Public Betaですでにマルチリンガルなソフトとしてほぼ完成されているので、次はやはりMac OSを起動したまま利用出来る様になる事を期待したい。

「ファーストユーザスイッチ」でMac OSのユーザとWindowsのユーザがキューブのエフェクトでぐるりんと切り替えられると面白そう。
更にCore Duo搭載機なら、片方のCPUはMac OS、もう一方はWindowsが動作できてユーザを切り替えなくても１つの画面で操作出来たり。
MacのHFS+とWindowsのNTFSは双方で読めない（らしい）ので、Mac OSの機能としてどちらからもアクセス可能なファイルサーバがウラで起動して、共通の場所にそれぞれのOSから読み書き出来ると便利かも。

パーティションを切るソフトも、今のBetaはMac用１つにWin用１つだけみたいなので、もっと沢山切れる様にして、用途によって切り替えられると様々な環境でテストする必要の有る業者さんなんかは良いかも知れません。

iPod（60GB）には今でもMac OSをインストールしてブート出来るので、iPodにWindowsが入れられると、どこでも自分の環境を持ち出せるかも。

冷静に考えると、個人でMac OSとWindowsを切り替えて利用する用途で、Appleが大きく売り上げを延ばすとは思えませんが、これがもし、教育や企業用のネットブート環境で利用出来るなら、ビジネスチャンスが有るかも知れません。
Windowsの煩わしいアップデートや勝手にユーザがインストールするWinnyなどの危険なソフトの問題を、Appleの提供するサーバによるネットブートと「Boot Camp」で一気に解決出来る可能性が有る様に思えます。

まずはPublic Betaで新しモノ好きに人柱になってもらい、問題点を修正して新しいビジネスに繋げようとAppleが考えているのだとしたら、とても楽しい事が起こりそうです。

それにしても「スティーブ・ジョブズ」の強運には驚くばかりです。
・ガンに罹っても比較的良性で手術で完治したり
・Appleをファイアー！（放り出）されても次（NeXT）がきっかけで戻って来たり
・たまたま？ILMのCG部門を買ったらヒット映画が出てDisneyに買収されたり
・いまさらそんなもん誰が買うねんと言われたiPodがなぜかヒットしたり
・日本では絶対ムリと言われたiTMS-Jが開始されて、慌てた同業者が一気に値段を下げたり
Appleは「スティーブ・ジョブズ」が居なくなったらどうすんの的な記事を見掛ける事が有るが、もうAppleだけの「スティーブ・ジョブズ」では無くなって、どんどん得体の知れない何かになって行く様でこれからも楽しみです。
（もし、presidentになるのなら、Area51=米国51番目の州としてJapanからも投票できると面白いのですが…）
Posted by 3k1 at 11:08 P | from category: Mac | TrackBacks
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