February 09, 2008

醸し力(かもしりょく):『人を助けるへんな細菌すごい細菌』

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くりらじ「ヴォイニッチの科学書」で有名な中西貴之さんの「最新科学おもしろ雑学帖」に続く第2弾「人を助けるへんな細菌すごい細菌」を読みました。
丁度本書を読み始めた頃にTVで「もやしもん」の放送が始まり、オリゼーのカワイさに醸されてしまいました。

環境破壊について色々とニュースになったりもしますが、結局ヒトの住む環境は空気の有る地上だけの狭い世界しか見えていないと本書を読むと気付かされます。
この地球は大気中や地上だけでなく、水中、海中、海底、地中…文字通り生命に溢れている事に気付かされます。
また、外側だけでなく、ヒトの体内にはヒトの細胞(60〜100兆個)を遥かに超える数(100〜1000兆個)の細菌と共生している事を知り、菌がより身近に感じました。


『重箱の隅』(今回もこそっと?つついてみます…)
P.31本文8行目:『…泳ぎ回ぎまわって…』
・「泳ぎまわって」

P.33「石油を食べるニクいヤツ」4行目:『…食べてしてしまうのです。』
・「食べてしまうのです。」

P.37本文3行目:『…数十年から1千年もの…』
・10が漢数字なので、1も「一千年」と漢字の方が…数字の分かり易さも捨て難いですが。

P.44、P.136コラム:数字フォントが縦書き用ではない?
・数字の「1」だけが右にズレている様に見えます。

P.72本文8行目:『…病原機』専門用語?
・「病原菌」でしょうか?

P.139本文2行目:『…産生…』
・私が知らなかっただけです。
Leopard内蔵の辞書では下記の意味とありました。
さん-せい【産生】:細胞で物質が合成・生成されること。「抗体が―される」
ちなみに、
せい‐さん【生産】:1.生活に必要な物資などをつくりだすこと。2.人間が自然に働きかけ、財・サービスをつくりだし、または採取・育成する

P.143本文6行目:『…医薬品への応用することを考えて…』
・「医薬品へ応用することを考えて」もしくは「医薬品への応用を考えて」

P.147本文6行目、P.148本文13行目:『氷結活性タンパク質』、『氷結活性蛋白質』
・ページをまたいでカナ「タンパク」と漢字「蛋白」が混じっています。

P.148本文8行目、9行目:『氷核活性細菌』、『氷結活性細菌』
・「氷結活性蛋白質」を持つ「氷核活性細菌」…でしょうか?、『氷核|氷結活性細菌』どちらも可?
ググると「氷核活性細菌」は有りますが、「氷結…」は見付からない様です。

P.163本文最終行:『…可能性がもっとも高いと考えられる生命形態と考えられています。』
・“考えられ”が2回続くのがちょっとなので、「…可能性がもっとも高い生命形態と考えられています。」あたりで良いかと…ダメでしょうか。

P.167図99:『ATPを使えるために…』
説明と図の関係がとても理解し難い(のは多分私だけなのでしょうね)
多分、「ブドウ糖」が高額紙幣か金塊の様なもので、そのままでは使い勝手が悪いので、普段はブドウ糖を「ATP」に変えて蓄えていて、実際に使う際にはATPを加水分解して「エネルギー」を得て、エネルギーを取り出した後に残ったのが「ADP」…と言う事?
ウィキペディアで「ATP」を見ると「アデノシン三リン酸」の事で、『生体のエネルギー通貨』という表現がある事から、図99がお金を使った表現だったと納得。
通貨=お金の図式だから分かり難い感じ、結局はエネルギーを貯めたり使ったりなので、蓄電池の様な表現の方が分かり易いかも。
エネルギーを電気だとすると、ブドウ糖はエネルギーの固まりだけれども使い難いので、ATPバッテリーに充電しておき、加水分解装置に繋ぐとエネルギーとエネルギーを失ったADPバッテリーになる様な感じ?

P.181本文6行目:『…ガンを征圧する…』
・この言葉も私が知らなかっただけ、Leopardの辞書では下記の意味。
せい-あつ【征圧】:征服し、押さえこむこと。「癌(がん)を―する」
せい-あつ【制圧】:威力で相手を押さえつけること。「暴徒を―する」

P.191図112:『…物質で完全覆われ…』
・「…物質で完全に覆われ…」


中西先生は、『ATOK』派との事ですので、もしかするとATOKの優秀すぎる機能を信頼しているために読者に重箱の隅を用意してくれているのかも…(なわけないですね)。
ただ個人的な想いとしては、国産の優秀な日本語インプットメソッドとしてこれからもATOKが一番で有るために、ATOKを使っている方には是非、他のインプットメソッドを使っている輩以上に細心の注意を払って日本語を綴って頂きたいと思っています。

個人的にはATOKは一度も購入した事が無く(すみません)、かれこれ15年も『ことえり』(職場のWindowsは「MS-IME」)ばかり使っているので、インプットメソッドが変換した日本語を常に疑ってしまい入力は遅くなりますが、重箱の隅は…やっぱり少なくなりませんね。
「弘法筆を択ばず」、「○○とハサミは使いよう」で、結局は使う人がキチンと気を付ける事が重要…と言う事ですね。
Posted by 3k1 at 06:33 P | from category: science | TrackBacks
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